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ピラティスとは?起源や効果を徹底解説!

コロナ禍になり健康に対する意識が高まった中で大流行したピラティス。

特に最近は女優さんやK-POPアイドルの方が、トレーニングや日常生活の一環でピラティスを取り入れている姿をテレビやYouTube・Instagramでよく見かけますね。皆さんスタイル抜群で見惚れてしまいます^^

それではピラティスは〈魅せるための身体づくり〉を目的に作られたものなのでしょうか?

もちろんその目的もありますが、実はそれだけではないんです!

ピラティスはどうやってできたの? その効果は?などなど、詳しく説明していきます。

ピラティスとは?

ピラティスの起源

ピラティスが誕生したのは第一次世界大戦時。ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が考案しました。

ピラティスさんは第一次世界大戦が勃発した1914年から3年半もの間、イギリスのマン島収容所にて捕虜として囚われの身となってしまいました。その収容所内で現代のピラティスメソッドが確立されたと言われています。

ピラティスさんは収容所にあったベットを用いて、戦争で負傷した兵士が寝た状態のままでもできるリハビリとしてピラティスメソッドを作り上げていきました。

ピラティスメソッドのヒントは猫にあった!

ピラティスの動きには背骨を動かすエクササイズがたくさんあります。その動きは猫からインスパイアされたと言います。

猫がネズミを猛スピードで追いかける姿や頻繁に伸びをする姿を見て、その瞬発力や柔軟性に関心し、常に猫の行動を観察していたそうです。猫の動きやストレッチ動作を見ていると、「この動きを人間に取り入れられるのではないか」と思いつき、背骨の動きを取り入れたエクササイズを多く考案しました。

ピラティスをすると風邪をひかない!?

ピラティスさんが捕虜として収容所に囚われていた際に、イギリスのマン島全土にスペイン風邪が流行しました。
しかし、ピラティスさんと一緒に運動を続けた囚人は誰一人としてこの風邪に罹ることはなかったと言います。

さらには戦争が終わった頃には戦前よりも健康になっていたと語り継がれています。

ピラティス=”コントロロジー”

終戦後、収容所から釈放されるとさっそく現代のピラティスメソッドを広める活動を開始しました。ただ、当時からずっと”ピラティス”と呼んでいたわけではありません。

当時、自身のメソッドを”コントロロジー”と名づけていました。他のエクササイズとの区別化を図るため、コントロロジーを「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問」と位置付けていました。

ピラティスの効果は?

ここまで、ピラティスさんの人物像に触れながらピラティスメソッドの起源をまとめてきました。
それでは実際にピラティスの内容を交えて、【ピラティスによって得られる効果】について解説していきます。

インナーマッスルを鍛える

身体の最も深いところに位置する小さい筋肉をインナーマッスルといいます。
身体のいちばん内側にある筋肉を鍛えることで、身体のグラつきを予防して怪我をしにくい身体をつくります。

筋肉が弱くなってしまった高齢者の方や運動の習慣がない方から、スポーツを頻繁にされる方まで
どなたでもインナーマッスルを鍛えるメリットはあります。

インナーマッスルが弱いと転倒による怪我の危険性がある他、正しい姿勢を保つことができず骨の歪みやそこから来る痛みの原因になります。
そこで次の〈骨の歪みを改善する〉に繋がります。

骨の歪みを改善する

文明が発達し、私たちの生活は日に日に豊かになってきています。総務省によると、現在スマホを保有している人の割合は67.6%にのぼるそうです。

生活必需品の中にスマホが入り生活しやすくなった反面、問題となっているのは姿勢の悪化です。みなさんは「スマホ首」という単語を聞いたことがありますか?
正式には「ストレートネック」というのですが、首の骨は3〜4kgある頭の重さを分散させるために体の前方に向かって緩やかにカーブした後、後方に向かって湾曲しています。
これは衝撃を吸収するためのクッションの役割をしていますが、スマホの使いすぎやPC作業が多くなって首が身体の前方に移動してしまうことで、湾曲していた首の骨がまっすぐになってしまいます。

首の骨がまっすぐになり、クッション性が低下することで頭の重さがダイレクトに伝わり、首や肩の痛みに繋がります。

他にも脚を組むことで骨盤が歪み、些細な体重のかけ方の違いで足の骨が歪み、呼吸が浅くなることで肋骨が広がったままになってしまいます。

正しい骨の位置を記憶させることで、各関節にかかる負担を減らし、きれいなボディラインを作ることができます。

基礎代謝をアップさせ、痩せやすい身体をつくる

基礎代謝とは生きていくために必要なエネルギーであり、心臓を動かしたり呼吸をするために消費されます。つまり運動をしていないあいだも基礎代謝によってエネルギーが常に消費され続けているという事になり、基礎代謝量が上がると必然的に1日に消費されるエネルギーが増加します。

そもそも代謝とは新陳代謝の略称で、生命を維持するために外部から取り入れられたエネルギーを体内で利用したり消費したりする事です。
代謝を大きく分類分けすると【基礎代謝・生活活動代謝・食事誘導性熱代謝】の3つに分けられます。
それぞれのエネルギー消費の割合は、
・基礎代謝…70%
・生活活動代謝…20%
・食事誘導性熱代謝…10%
であり、基礎代謝の割合が一番大きいことが分かります。

基礎代謝に重要なのが筋肉と内臓です。
インナーマッスルを鍛え、骨を正しい位置に戻すことで得られる効果は、痛みの改善や負荷の低減だけではありません。
実は筋肉や内臓にも良い効果をもたらします。
筋肉・内臓にも適切な位置があり、骨と一緒に筋肉・内臓の位置も整えることで本来の機能を適切に・最大限に引き出すことができます。

筋肉・内臓を機能的に働かせて基礎代謝量を上げ、痩せやすい身体をつくりましょう。

まとめ

・ピラティスメソッドの名前の由来は人の名前からだった!
・猫がネズミを猛スピードで追いかける姿や、頻繁に伸びをする姿からピラティスメソッドのヒントを得た
・ピラティスとは「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問」
・ピラティスでインナーマッスルを鍛えて骨の歪みを改善し、基礎代謝をアップさせて痩せやすい身体をつくる

最後に

本記事ではピラティスの起源や、ピラティスによって得られる効果についてまとめてきました。

A☆MahaLoaでは初心者から経験者の方まで、個人に合わせたセッションを行っております。
ピラティスを通して私たちと一緒に健康的な身体をつくりましょう!